描画距離とシミュレーション距離の違い (そして TPS への影響)
描画距離はプレイヤーがどこまで見えるかを決め、シミュレーション距離はワールドのどこまでが実際に動き続けるかを決めます。どちらもサーバーの TPS に直接影響します。距離を 1 段上げるたびに、サーバーが処理すべきチャンクが増えるからです。
読了時間3分 · 2026年10月21日に更新 · 著者: GuavaHost Team
それぞれの設定の役割
- 描画距離: サーバーが各プレイヤーに送るチャンク (ワールドを 16 ブロック幅で区切った四角) の数です。高くすればプレイヤーは遠くまで見えますが、サーバーは全員のためにより多くの地形を読み込んで送り続けなければなりません。
- シミュレーション距離: ワールドがどこまで「生きている」かです。この範囲の内側ではモブが動き、作物が育ち、レッドストーンが動作し、物理が働きます。外側ではチャンクは読み込まれていても凍結しています。
肝心なのは、ふつうはシミュレーション距離のほうが負担が大きいという点です。動いているチャンクは、ただ見えているだけのチャンクよりはるかに高くつきます。
TPS に影響する理由
TPS (ticks per second) は、サーバーが 1 秒間に何回ワールドを更新するかを表します。健康なサーバーは 20 TPS で動きます。動いているチャンクはそれぞれが各ティックの仕事を増やし、動作範囲は距離のおおよそ二乗で広がるので、8 から 10 への変更は見かけよりずっと大きな跳ね上がりになります。サーバーが 1 ティックを時間内に終えられなくなると TPS が落ち、ワールド全体がもっさりします。
妥当な初期値
唯一の正解はありませんが、次の範囲はほとんどのコミュニティサーバーでうまく働きます。
- 賑わっているサーバーや Mod 入りのサーバー: 描画距離は
6から8前後、シミュレーション距離は4から6前後。 - RAM に余裕のある身内向けの小さなサーバー: 景色のために描画距離をもっと上げても大丈夫です。
- すでに TPS が苦しいなら: 仕事量が一番多いので、まずシミュレーション距離を下げてください。
変更のしかた
- Minecraft サーバーでは、サーバーメニューの Minecraft tools (Minecraft 用ツール) にある Server properties を開きます。(Files タブで
server.propertiesを直接編集してもかまいません。ほかのゲームでは、これらの設定はゲームの設定ファイル内か、Settings タブの Startup settings にあります。) - View distance (chunks) と Simulation distance (chunks)、ファイル内では
view-distanceとsimulation-distanceを、選んだ数値に設定します。 - Save changes をクリックします。
- サーバーページ上部の Restart を押して、新しい値を読み込ませます。
マルチプレイで効く小技
シミュレーション距離を低めに、描画距離を少し高めに設定できます。プレイヤーには広々とした景色が見えたままですが、サーバーが実際にシミュレートするのは近くの範囲だけです。ワールドを大きく見せながら、ティックの負担を大幅に削れます。
変更を検証する
再起動したら、Paper や Spigot では /tps で TPS を確認するか、Console にティックの警告が出ていないか見てください。TPS が 20 に向かって戻り、MSPT が下がったなら、距離の設定が原因の一部だったということです。何も改善しないなら、ボトルネックは RAM、エンティティ、重いプラグインなど別のところにあります。
試す前に Backups (バックアップ) ページでスナップショットを取っておくと、ある値が問題を起こしてもすぐに設定を戻せるので安心です。
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